SOC調査結果 – 日本に焦点を当てたディスカッション

SANSでは、5年にわたりSOCSurveyを実施し、セキュリティ運用能力やその技術、従業員などについてサイバーセキュリティコミュニティの皆さんからヒアリングを続けてきました。2022年には初めて、日本語でもアンケートを実施し、日本のサイバーセキュリティの現状についても調査することができました。組織はこの調査結果を活用して、従業員の人数や労働負荷の設定や活用すべき技術(および回避すべき技術)の検討、ケイパビリティの調整や根強い課題を克服するための戦略の策定などに役立てていただけます。

SANSインストラクターのChristopher Crowleyはこの講演で、最新のSOC Surveyを日本からの回答にも焦点を当てながら説明します。具体的には、SOCのケイパビリティや外部委託について、技術の導入とツールの満足度、従業員数や役職、測定基準・指標、そしてSOCに一般的に導入されているアーキテクチャなど、様々なトピックについて取り上げます。また、ご自身で評価したい方のために、一般に公開されているデータセットと調査結果を自分で評価するために利用できるJupyter Notebookも紹介します。

まずは経営者レベルのトレンドや調査結果を紹介し、サイバーセキュリティの技術やSOCのアウトソーシングについて、そして安全な運用を実現するための戦略など、より詳細についてお話していきます。最後には、パフォーマンスの分析をするためのPythonコードについてのお話などより技術的な説明をしていきます。