IoTフォレンジック: CCTV捜査における未解明の証拠を探る

CCTV(Closed Circuit Television:監視カメラ)システムはユビキタスなIoTソリューションであり、犯罪の証拠として利用されることも多いです。そのフォレンジック調査は捜査に不可欠ですが、独自のファイルシステムを利用していることから完全かつ十分な分析を妨げられることがあります。我々の研究チームは、こうしたケースに関連する重要な情報のうち、広く利用されているフォレンジックソフトウェアでは検出不可能なデータを特定し、評価しました。この講演では、業界リーダーであるHIKVISIONとDAHUA Technologyが製造しているCCTVシステムを調査する際に必要となる情報やノウハウを共有します。HIKVISIONのCCTVシステムから必要となるエビデンスをパースするために開発されたオープンソースのユーティリティを紹介しつつ、調査結果を共有します。