Cyber Vantage
サイバー脅威が進化し続ける中、組織は従来型のトレーニングを超え、技術的な能力だけでなく、リーダーシップの意思決定も試す現実的な演習を導入する必要があります。 SANSのテーブルトップ演習(TTX)やキャプチャー・ザ・フラッグ(CTF)シミュレーションは、チーム全体のサイバー対応力を高めるための最も強力な手段の一つです。
能動的サイバー防御時代に備える実践的スキルと組織構築
日本で2025年5月に成立した能動的サイバー防御関連法に基づき、今年の10月1日から開始されます。 これらの法案は、単にこれまでのIT系システムに対する防御力を強化するという意味ではなく、国民の生活に影響を及ぼす、重要インフラ(電気、ガス、水道、放送、金融系など)や制御系システムに対する防衛力を強化する必要性があります。同時に、これらのシステムを防御するための必要な技術や、迅速に対応を行うための組織作りが重要な課題となってきます。 このような取り組みは日本だけではなく、世界各国で検討され、具体的な活動を開始しており、Cyber Vantageでは事例を通して、これらの知識、スキルを身につけるために必要な具体的なトレーニングや人材育成ついて、ご紹介や体験をしていただく機会を設けさせていただきます。 本イベントは3日間実施され、参加したいセッションだけを選んで申込みいただくことが可能です。Day2:Tabletop session、Day3: CTF sessionは、完全事前予約制となります。
キャプチャー・ザ・フラッグ(CTF)で実践的なセキュリティスキルを習得
キャプチャー・ザ・フラッグ(CTF)は、ゲーミフィケーションの要素を取り入れた実践型トレーニングです。参加者は多様な情報セキュリティの課題に挑戦し、楽しみながらスキルを磨くことができます。
単なる知識の習得にとどまらず、実際のセキュリティ課題を解決していくプロセスを通じて、現場で即戦力となる実践的なスキルを身につけることが可能です。攻撃・防御の両面を体験することで、より深い理解と応用力を養います。
CTFは、個人のスキル向上だけでなく、チームでの協力や問題解決能力の強化にも効果的です。

SANSテーブルトップ演習(TTX)で組織の対応力を強化
SANSのテーブルトップ演習(TTX)は、サイバー攻撃や大規模な災害など、現実に即したシナリオをもとに進行する実践的な演習です。専門のファシリテーターのもと、参加者は状況を分析し、既存の計画や手順に基づいて意思決定や対応を行います。
経営層(C-suite)、法務、IT・セキュリティ担当、広報、オペレーション部門など、組織の主要なステークホルダーが参加します。部門横断的な連携を促進し、実際のインシデント対応に近い形で組織全体の対応力を高めます。
TTXはリスクのない環境で実施されるため、既存の計画の有効性を検証し、課題や改善点を明確にすることができます。演習後には振り返りと詳細なアフターアクションレポート(AAR)を提供し、具体的な改善アクションの策定と、将来に向けた備えの強化を支援します。

イベント詳細
会場:
BELLESALLE Jimbocho ANNEX
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町 2 − 36 − 1
住友不動産千代田ファーストウィング 1F
日付:6月30日から7月2日まで(3日間)

Schedule
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Tim Conway
ICSサイバーセキュリティ分野の専門家として、SANS Instituteで講師・コース開発に従事。NIPSCOにて15年以上、制御システムおよびネットワークの運用・管理に携わり、業界団体でもリーダーを歴任。実務に基づくIT/OT統合の知見は、日本の重要インフラ防護や能動的サイバー防御の検討に有益な示唆を提供します。

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Dean Parsons
ICS Defense ForceのCEOであり、ICSサイバー防御の専門家。20年以上にわたり産業環境でのインシデント対応や防御プログラム構築を主導し、SANSでも講師として活動。現場経験に基づく可視化・検知・対応の知見は、日本のインフラ防護施策にも応用可能な示唆をもたらします。

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Jason Dely
ICS/OTサイバーセキュリティ分野で20年以上の経験を持つ専門家。Northern Strong Securityを率い、SANSでも講師・コース開発に従事。設計からインシデント対応までの幅広い実務経験に基づく知見は、日本の能動的サイバー防御や重要インフラ対策の検討に役立つ示唆を提供します。

CyberStar 2025(シンガポールでの国家危機管理演習)
シンガポールのサイバーセキュリティ庁(CSA)は、国家規模のサイバー危機管理演習「Exercise Cyber Star(XCS25)」を実施しました。今回は過去最大規模となり、11日間で約500名が参加し、重要インフラ分野の対応力強化が図られました。
最終日の技術演習では、SANS Instituteと連携したICS(産業用制御システム)演習が行われ、参加者は実際の脅威を想定したシナリオのもと、サイバー攻撃への対応能力を検証しました。複数分野に影響が及ぶ高度な攻撃シナリオも含まれ、国家全体での対応力向上が図られています。