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Active Cyber Defence (能動的サイバー防御)

日本では、2025年5月に成立した能動的サイバー防御関連法に基づき、2026年10月1日より新たなサイバー防御体制が開始されます。

本法制度は、従来のITシステム防御の強化にとどまらず、国民生活に直結する重要インフラ――電力、ガス、水道、放送、金融など――および制御系システムの防衛力強化を目的としています。

これに伴い、これらのシステムを守るための高度な技術の導入に加え、インシデント発生時に迅速かつ的確に対応できる組織体制の構築が、重要な課題となっています。

本ページでは、世界トップクラスの組織に求められるインシデントレスポンス(IR)チーム構築のロードマップをご紹介します。 大規模環境における実践的なサイバー防衛体制の構築ガイドとして、ぜひご活用ください。

エンタープライズインシデントレスポンスチームの構成

アクティブサイバーディフェンス(能動的サイバー防御)においての役割一覧

ミッション:自動化されたコントロールを回避する攻撃者の行動を積極的に探知し、攻撃者がそれらを悪用する前に検知のギャップを埋める。 

 

タスク 

  • スレットインテリジェンスとATT&CKから仮説を構築する
  • EDR/NDR/SIEMの膨大な情報から情報を精査する
  • 環境寄生型(LivingOffTheLand)攻撃を追跡する

主要なスキル 

  • MITREATT&CKマッピング
  • ログからの情報検索
  • 仮説駆動型調査
  • スクリプティング・自動化(Python,PowerShell)

 

おすすめのコース 

ミッション:公開されている情報を収集、検証し、統合することで、内部調査および戦略的スレットインテリジェンス製品を強化する。 

 

タスク 

  • ソーシャルメディア、WHOIS、ダークウェブ、および漏洩データを横断的に分析
  • インシデントに地理的/時間的背景を提供
  • ブランド保護と経営陣保護を支援

 

主要なスキル  

  • OPSEC
  • データマイニング
  • ジオロケーション
  • APIのスクリプティング
  • レポートの作成

 

おすすめのコース 

ミッション:インシデントが確認された際の、封じ込め、根絶、およびフォレンジックの再構築を主導する。 

 

タスク: 

  • 対象のトリアージと揮発性データの収集
  • ディスク、メモリ、およびアーティファクト分析(Windows、*nix、クラウド)
  • 根本原因とタイムライン分析:法的報告書の草案作成

 

主要なスキル 

  • 管理の連鎖と正確なフォレンジックイメージの管理
  • タイムラインとログの相関分析、マルウェアのトリアージ
  • クラウドアーティファクトの取得

 

おすすめのコース 

ミッション:パケットキャプチャ、フロー分析、プロトコル解析を活用し、攻撃者の活動を検出、検証、および範囲を特定する。 

タスク: 

  • 継続的なpcap/Zeek/Surricataのレビュー
  • IDSシグネチャの構築/維持
  • 証拠のためのセッションの再構築

 

主要なスキル: 

  • TCP/IPおよびアプリケーションプロトコルに関する深い知識
  • IDSのチューニング統計的アノマリ検知
  • スレットハンティングワークフロー

 

おすすめのコース: 

ミッション::様々なログを相関分析し、スレットハンターとIR関係者が即時かつ高精度にセキュリティイベントを検知できるようにする。 

タスク: 

  • ログの正規化と拡張
  • 検出ルール、ダッシュボード、アラートの作成/テスト
  • ATT&CKへのマッピング:偽陽性の削減

 

主要なスキル: 

  • ログ解析とデータエンジニアリング
  • クエリ言語(KQL、SPL)、SOAR自動化
  • MITREカバレッジマッピング、KPIとレポート作成

おすすめのコース 

ミッション:不審な実行ファイル、ファームウェア、およびメモリイメージを解析し、その動作原理や機能、検出方法、および対策方法を理解する。 

タスク: 

  • Ghidra/IDAを使用して、難読化されたバイナリを解除し、静的解析を実施
  • サンドボックス環境でマルウェアの動的解析を実施(Windows/Linux/ARM)
  • タイムラインを構築し、IoCを作成、YARA/SIGMAへのルール化
  • パッチとファジングの結果を分析し、0-/1-day脆弱性を発見

主要なスキル: 

  • x86-64/ARMアセンブリ言語PE/ELF形式の理解
  • OSとコンパイラの内部構造、動的バイナリ計装(WinDbg、GDB、Frida)
  • スクリプト言語(Python)環境内の運用セキュリティ(OPSEC)
  • エクスプロイト緩和策のバイパス、脆弱性の深堀り、カーネル/ヒープエクスプロイト

おすすめのコース: 

リバースエンジニアリングの適用領域 

  • トリアージ段階において、アナリストは疑わしいサンプルをリバースエンジニアリング(RE)チームに送付し、迅速な機能プロファイリングを実施します。
  • 封じ込めと根絶の段階では、REの分析結果がカスタムYARA/SIGMAシグネチャやホスト/ネットワークブロックルールを策定する基盤となります。
  • 事後対応では、REが根本原因の洞察(例:悪用されたCVE、ローダーチェーン)を提供し、検出技術、スレットハンティング、レッドチームシミュレーションに反映され、継続的な改善を通じてサイクルを閉じています。

ミッション::既知の攻撃者の戦術、技術、手順(TTPs)を模倣しサイバーセキュリティプログラムの有効性と性と運用上のレジリエンスを評価する。 

タスク: 

  • 現実世界の攻撃者を模倣した攻撃キャンペーンの計画、開発、実行
  • ターゲット環境、サービス、アプリケーションに対する脆弱性の特定と悪用
  • 攻撃キャンペーンを支援するためのカスタムエクスプロイトとC2ツールの開発と適応

主要スキル:  

  • 技術的侵害(列挙、権限昇格、横展開、持続性)
  • スクリプト作成と開発(C、C++、Python、PowerShell)
  • 攻撃用ツール(CobaltStrike、Empire、BloodHound)、OPSEC考慮事項

おすすめのコース: 

スキルの評価と実践的なスキルの応用

SANS Cyber Rangesは実践的なスキルの応用とスキル評価に重点を置き、自身や自身のチームが得意とするスキルや、よりトレーニングが必要なスキルのインサイトを提供します。Cyber Rangeの受講者はストーリー仕立てのインタラクティブな演習を通じて問題解決し、実際の業務にすぐに活用できるスキルを向上させます。SANSのサイバーレンジは、初級者から上級者まで、幅広い分野とあらゆる難易度を網羅しています。

People In a Classroom Using Computers and Looking at Large Screen

実践演習によるセキュリティスキル強化

SANS Skills Quest by NetWars - Core Edition は、幅広いサイバーセキュリティ分野をカバーする、セルフペース型のハンズオントレーニングです。チャレンジ形式の演習とヒントを通じて、継続的な知識・スキルの向上を支援します。

本プログラムでは、過去のコンピュータ科学者や暗号研究者たちが残した謎の解明に挑戦します。演習を通じて、防御(ディフェンス)、攻撃(オフェンス)、フォレンジック、脅威インテリジェンスといった幅広い領域における実践力を総合的に鍛えることができます。

Netwars Participant

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