クラウドのためのDFIRエビデンス収集と証拠保全

  • Tuesday, 25 Oct 2022 6:30PM JST (25 Oct 2022 09:30 UTC)
  • Speaker: Josh Lemon

概要:データの保管場所や方法が変わると、そのデータに関するフォレンジックが不要になったという思い込みが生じることがあるようです。しかしクラウドでは、オンプレミスの環境では存在しない新しいデジタルフォレンジックのケイパビリティや奥の深さが存在します。ただしクラウド環境における証拠保全のための正しい設定やセットアップの方法を理解しておく必要があります。
今日のクラウド環境における最も重要な課題の1つは、利用可能なエビデンスのタイムウインドウが連続的に変動することです。これはすぐにエビデンスを収集することができないと、エビデンスが徐々に古くなっていくことを意味し、またクラウド環境を正しく設定していない場合、そもそもエビデンスが生成されない可能性もあります。
この講演では、Azure、Amazon Web Services、Google Cloud Platform、Microsoft 365、Google Workspaceの各プラットフォームにおいて、デジタルフォレンジックやインシデントレスポンスのために証拠保全を行うために必要となる設定方法を紹介します。この講演で紹介する内容はSANSトレーニングコース「FOR509: Enterprise Cloud Forensics and Incident Response」から一部を引用してご紹介します。